今回のブログは、活動の根底にある想いについて綴ってみます。

今回のテーマは、「親先生以外の大人との関わりについて」です。

子どもの頃って、基本的には、平日は朝起きて学校行って帰ってくる。日頃から顔を合わすのは、家族と先生、という日々が一般的かと思います。

子どもたちが大人への階段を登っていく過程で、とっても大切なことの1つに、「多様な価値観に触れること」があります。

結果として、NPO法人設立に至りましたが、活動を始めたきっかけは、これから産まれてくる自分の子どもが、地域一緒に遊べる友達がいっぱいいたら良いなぁ、というものでした。

遊べる友達がいっぱいいたら良いなぁと考えたのは、子どもたち同士の関わりの中で子どもは育っていくという思いが強かったからです。
子どもの成長に子ども同士の関わりが大切なことは間違いはありません。
ただ、仕事や活動をしている中で、身近な大人の関わり方が子どもたちの成長に与える影響の大きさを、とても強く感じるようになりました。

子どもたちは、身近な大人の価値観をしっかりと受け取ります。価値観という言葉よりも、その人の根っこにあるものという言い方のほうがしっくりくるかもしれません。
大人の意図しない受け取り方をすることもたくさんあります。そして、受け取った価値観をもとにして、生き方の選択をしていきます。
だからこそ、NPOの活動を通じて、子どもたちがいろいろな価値観をもつ大人と出会い、関わり、生き方を選択していくための材料をたくさん受け取ってほしいと願っています。

子どもたち一人ひとりが、取り入れたい大人像をパズルのピースのように見つけてもらえたら良いなと思っています。
立ち上げメンバーの理事たちと話していて、合言葉として、「み〜んなで地域の子どもたちを育てよう!」が決まりました。

言わずもがな、活動に参加してくれる子どもたちにとって、僕も親先生以外の地域の大人として子どもたちと関わっています。

ここまでの話を受けて、いろいろな価値観があって、いろいろな大人がいるんだから、この活動の中においても、どんな関わり方でも許容されるのかというと、そうでもないところがあります。

私たちの活動の中では、子どもたち一人ひとりの存在そのものを受け止め、この場に居ることの心地よさや安心して過ごせる感覚を感じてもらえる関わりを大切にしています。
この関わり方があった上で、多様な価値観をこどもたちに感じてもらうことを大切にしています。
ビーチバレー、バレーボール、焚き火など、活動の内容が変わっても、この考えかは変わりません。

私たちの活動を通じて、子どもたちが、なりたい自分のピースを見つけてくれたら本望です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。