「み~んなで地域の子どもたちを育てよう!」を合言葉に、自然体験やスポーツ活動の場を提供しています。

20250904|LECJapanメルマガ|【Vol.14】子どもって怒られてるのわかってるん?

おはようございます!

NPO法人LECJapanの理事杉江です。

今日からちょっとスタイルを変えて、最初から私がおしゃべりしちゃおうと思います!

ちなみに、今日のテーマは「子どもって怒られてるのわかってるん?」です。

めっちゃ気になる〜!って人も多いんじゃないでしょうか?(笑)

怒るのも労力がいるし、怒った後は罪悪感で自分がしんどいし、でも、そもそも怒ってるのってちゃんと子どもに響いてるんでしょうかね。

鈴木君に聞いてみたいと思います!

<メルマガ登場人物>

鈴木:LECJapan理事長・三児の父・育児セラピスト

杉江:LECJapan理事・二児の母・フリーライター

<メルマガ執筆>

NPO法人LECJapan 理事 杉江

〜ドスの効いた声で怒ってしまう・・・これってOK?〜

杉江

「子どもが何回言うても聞かへんときに、ドスの効いた声で『あかんって言うてるやろ!』って怒ってしまうねんか。こっちは怒ってるねんで!っていうのをわかってほしいと思ってるねんけど、そもそも理解できてるんやろうか。もし自分のやったことがあかんことやって理解できてなくて、単に恐怖心を植え付けてるだけやったら、子どもの成長に悪影響ちゃうかって心配で。」

鈴木

「なるほど。例えば、道に飛び出したり、包丁を触ろうとしたときには、そういう怒り方でも良いかもしれないね。これをしたら怒られるって抑止力になるから。でも、いつもそういう怒り方をしているのは後々良くない影響が現れるかも・・・。」

杉江

「そうやんな。それはなんとなくわかるわ。」

鈴木

「例えば、ドスの効いた声で怒り続けると、その声のときにしか言うことを聞かなくなる可能性がある。でも、だんだんドスの効いた声にも慣れてくるから、それでも聞かなくなる。親は子どもが言うことを聞かないからって、手が出るようになる。親としては『こうでもしないと言うことを聞かないから』と考える。最初はピシっとはたく程度だったのが、どんどんエスカレートして殴る蹴るに発展することもある。これは最悪の場合だけど、起こりうることだよね。」

杉江

「めちゃくちゃ怖いな。でも、ありえるよね。」

鈴木

「心理学的には怒りは相手がルールを破ったときに湧いてくる感情って捉えることもできるんだ。自分の中でNGなルールを破られると怒りたくなってしまう。例えば、大人社会じゃわざと味噌汁をこぼすことなんて絶対にNGだけど、子どもは平気でやるよね。味噌汁をわざとこぼさないっていうのは大人にとっては当たり前のルールで、そのルールを子どもが破ったからから怒ってしまうんだ。」

杉江

「なるほど。でもさあ、怒りが湧いてくるときってめっちゃ腹立ってるときやんか。そんな時どうやって対応すんの?」

鈴木

「僕は余裕があるときは『味噌汁は食べるものだからわざとこぼさないでほしい』『ママが一生懸命作ったから食べてほしい』ってルールを伝えるようにしてる。あとは、味噌汁をこぼしたいんじゃなくて、お椀から何かが落ちる感触が楽しいんだったら『それはおままごとでやろう』とか『水遊びのときにやろう』って伝えてるかな。あと、お風呂もいいかも!それだったら、子どもはお椀から何かが落ちるのを楽しむことができるし、子どもの気持ちを受け止めてあげることもできる。子どもはわざとママが嫌がることをしてるんじゃなくて、何かしら理由があってやってることが多いしね。」

杉江

「そうなんかー。でもさ、許せへん時ってあるやんか(笑)。そんなときはどうしてるん?」

鈴木

「そういうときは『しゃーない』で割り切るしかないと思う(笑)。全然心理学でもなんでもないんだけど、そもそも『子育てはうまくいく』という前提を捨てて、『子育てはうまくいかない』を当たり前だと思うほうが自分自身が楽になれるかも。」

杉江

「解決になってるような、なってないような(笑)。」

鈴木

「例えば、うちは2人目がごはんを全然食べなかったんだけど、もうそれはごはんじゃなくて『お供物』として考えてた(笑)。それだけでけっこう気持ちは楽だったよ(笑)。」

杉江

「それめっちゃいいな(笑)。」

鈴木

「結局、自分の心の持ちようなのかもしれないね。」

杉江

「たしかに、同じことでもゆる〜くかわせるときと、めっちゃイラっとして怒ってしまうときあるしなあ。自分の機嫌で怒ったり怒らへんかったり、あかんよなあと思う。そう思うと、イライラの原因って子ども自身の行動じゃなくて、自分自身の不安とかメンタルの状態が影響してるんかもね!」

鈴木

「そうだね、それはあると思うよ。自分自身に目を向ける余裕があるのなら、子どもの怒り方とかよりも自分の心を安定させる方法を考える方が良いのかもしれないね。」

杉江

「たしかに!自分の心が安定してたら、別に大きい声で怒鳴ったりせんもんね。ちゃんと向き合って、子どもにもきちんと伝えられる気がする。」

鈴木

「そういう意味では、子どもに対してイライラしてしまう=自分の心が疲れているっていうのに気付けるチャンスなのかもね。」

杉江

「ほんまやな。そういう見方もあると思って、今日の夜ごはんとお風呂と寝かしつけ、頑張ってみるわ。」

鈴木

「お互い頑張ろう!」

杉江

「ちなみに、次は自分の心をどうやって安定させたらいいのか、そういう話を聞きたいな〜。」

鈴木

「了解!じゃあそのテーマで話そう!」

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子どもたちの成長を社会全体で見守る

LEC Japanは「み~んなで地域の子どもたちを育てよう!」を合言葉に活動しています。今を生きる子どもたちは、私たちの子ども時代よりも、親以外の大人たちと関わる機会が減っています。また、子どもたちの居場所が家だけになってしまい、子どもの成長が親だけの責任になっているようにも感じます。 子どもの成長や未来を親だけの責任にしない。 一昔前のような、地域の人が子どもと関わる温かい社会。 たくさんの大人たちと関わることで、子どもたちが健やかに育ってくれたら…そんな想いからLECJapanを立ち上げました。