2025年6月23日
20250605|LECJapanメルマガ|
おはようございます!
NPO法人LECJapanの理事長鈴木です。
今日は第2回目のメルマガ配信日!
運営の都合ではありますが、月曜日の配信に変更となりました。
楽しみにしてくれている人が少しでもいることを願い、今日も頑張って書いています。
さて、今日の話題は「親の顔色を見る子ども」。
なんだかネガティブな話題ですが、パパママにはぜひ知っておいてもらいたいことなので、ぜひ最後まで読んでもらえたら嬉しいです。
<メルマガ登場人物>
鈴木:LECJapan理事長・三児の父・育児セラピスト
杉江:LECJapan理事・二児の母・フリーライター
<メルマガ執筆>
NPO法人LECJapan 理事 杉江
〜親の顔色を見る子ども〜
杉江
「前回のメルマガで、子育ての最終目標は子どもに幸せになってもらうこと、って言ってたけど、幸せってなんなんやろうね・・・何にでも挑戦できる自立した子どもになってほしいとは思ってるけど。でも、どうやったら何にでも挑戦できる子に育つんかな?」
鈴木
「子どもは無邪気で、元気で、何にでも挑戦します。
でも、育った環境によっては、親の顔色ばかり伺い、何事にも消極的になってしまう場合があるんです。
子どもが挑戦できるかどうかは『状況対処能力』や『危険察知能力』が、何に対してどの程度働くかで決まるんだけど、例えば、自分で考えて行動した結果怒られた場合、子どもは自分で考えて行動するのをやめちゃいます。
考えて行動しても怒られるからです。
そうすると、子どもは何かにチャレンジしようとしても『怒られるからやめたほうがいいのかな』と考えます。
その結果、極端に言うと、自分で考えて行動できない消極的な人間になってしまうんです。
例えば、子どもがハサミを持ってきたときに、よくあるのが『危ないからやめなさい!』という声掛け。
もちろんハサミは危険ですが、子どもにとっては『1人で持ってくることができた』『ママが使っているものを自分でも持てた』など、成功体験が詰まっています。
それを頭ごなしに否定されたら、誰でも悲しいですよね。
怒られる経験が積み重なることで、ハサミを持ってくることはなくなるかもしれませんが、自分で考えて行動することは減っていくでしょう。
では、子どもがハサミを持ってきたときに、怒らず褒めていたらどうなるのでしょうか。
ハサミを持ってきて褒めることなんてなさそうに思えますが・・・
『ハサミを持ってこれたんだね!ママとチョキチョキしようか!でも、危ないから次からハサミを使うときはママに言ってね。』
こんな風に言えば、子どもは自分の行動(ハサミを持ってきたこと)をママに認めてもらえたと感じ、次も自分で考えて何かをしてみようと思います。
『子どもがハサミ持ってたら危ないやん!』
という声が聞こえてきそうですが、そこで大切になってくるのが『環境調整※』です。
※環境調整とは子どもの育つ環境を整えること。詳しくはメルマガVol.1を読んでくださいね。
https://lecjapan.com/【vol-1】子育ての最終目標って?/
子どもの手が届く場所にハサミを置かない、ハサミを置くとしても子ども用のハサミにするなど、できることはたくさんあります。
でも、それができていないから、結局は怒鳴ってしまうことになるのです。
怒鳴るって子どものことを考えているようで、実は親の都合だったりすることもあります。
ハサミを持って転んでしまったら、それこそ大惨事になりますよね。
でも、10回に1回起こるか起こらないかの、もしそうなっていたら、ということに目がいきがちで、目の前の子どもの成長に気付けていないことも多いんじゃないでしょうか。
(※ハサミを持ち歩くことを認めましょう、ということではないです!)
これってひどい親なんじゃなくて、実はみんな子どもの成長にしっかり向き合いたいのに、自分に余裕がないからできていないんです。
今を生きるママは本当に忙しい。
子育てだけじゃなく、家のことやキャリアのことも考えなきゃいけない。
そうやってママが抱えるものが多くなることで、心にも体にも余裕がなくなり、目の前のことにいっぱいいっぱいでつい怒鳴ってしまう。
もしママに余裕があれば、子育ての環境調整はもっとしやすくなるだろうし、子どもの挑戦を見守ることもできると思います。
ママに心と体の余裕が生まれるよう、周りの人がサポートしていけると良いですね。」
杉江「確かにママは毎日余裕がない!1日が一瞬で過ぎていくし、家のことが何にもできてないこともある。でもさ、どうすることもできひんやん。忙しいママはどうすればいいの?」
〜地域の力を借りて子育てを〜
鈴木
「杉江さんが言うように、毎日ゆったりと過ごせるママは本当にごく一部で、というかほとんどいなくて、バタバタと一瞬で1日が過ぎ去ることが多いと思います。
もし身近に頼れる人がいないという場合は、地域の社会福祉協議会などが行う『ファミリーサポート』なんかを活用するのも良いんじゃないでしょうか。
夕食を作る時間だけ子どもの遊び相手になってほしい、家の掃除をしたいので赤ちゃんを見ててほしいなど、自分も家にいながらサポートをしてほしい人にぴったりのサービスです。
基本的に地域の人に手伝ってもらえるので、住んでいるところに知り合いがいないという人も、地域の情報を知れる良いきっかけになるでしょう。
お金はかかりますが、家政婦さんを雇うよりは安価に済み、ママの心の余裕にも繋がるので、気になる方は調べてみてくださいね。
鈴木と杉江の住む地域のファミリーサポートやエンゼルヘルパーを事例として載せておきますね。」
>滋賀県大津市のファミリーサポート
>千葉県横芝光町のエンゼルヘルパー
杉江「そんなサポートがあるのは知らなかったな。気軽な気持ちで使えるママさんが増えると良いね。」
〜まとめ〜
鈴木
「今回は『親の顔色を見る子ども』についてお話ししましたが、これはどの家庭でも起こり得ることで、決して自分には関係ないという話題ではありません。でも、子どもにそんな風に育ってほしいと思う親はいませんよね。ただ、パパとママの心と身体の余裕がないから起こってしまうんです。」
杉江
「そうやね。今って核家族でじいじばあばに頼れないって人も多いし、やっぱり昔よりはパパとママの負担が大きくなってると思う。子育ては1人でできないって言うけど、責任感の強いママは特に周りに頼ったり、甘えたりするのが苦手だと思うし、その結果ママの背負うものが大きくなってるのかもね。」
鈴木
「そうだね。1人で頑張るママは本当にすごい。だけど、周りの力を借りることが悪いわけじゃなく、本当は子育てってみんなでできるといいよね。それが地域の方からのヘルプだったり、友人知人からのヘルプでも良いと思うんだ。ただ、頼りづらいと思ってる人が多いのも現実だし、さっき紹介したファミリーサポートみたいな地域の子育て体制がもっともっと認知されて、気軽に使えるようになれば良いよね。」
杉江
「月に1回は無料で使える!とかになったら、使ってみようと思えるし、頼ることが当たり前になるかもしれないよね。まあ、無料になるのは難しいかもやけど・・・わたしも夫がこれから忙しくなる時期やし、そういう制度一回使ってみようかな。
あ、そういえばこないだ夫と話してたんやけど、パパとママって危険に対する意識違いすぎない?危ないことほんまにやめてほしいねんけど、危ないに対する価値観が違いすぎて喧嘩になりそうやねん。笑」
鈴木
「なるほど、じゃあ次回はパパとママの考え方の違いについて話そうか。」
次回テーマ「パパとママの考え方の違いとは?危ない!と思ったときのパパとママの行動の違い」
※次回テーマは変わることがあります。
NPO法人LECJapanでは、子育てに関するお悩みや疑問に育児セラピストの鈴木がお答えしていきます。
「今こんなことに悩んでる」「こういうときはどうすればいいの?」といったお悩みがある人は、お気軽にメールでご連絡くださいね。
子育て中のみなさんの心が少しでも軽くなるよう、精一杯お悩みにお答えさせていただきます!
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【Vol.2】親の顔色を見る子ども なるほど育児!二児ママの疑問を三児パパ育児カウンセラーが解決

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